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美しきレコードたち

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    超マイナーピアニストたちによる雑音だらけの骨董レコードをご紹介したいと思います。よく「知る人の少ない…」と評されるレコードやピアニストがいますが、それほどマイナーでは無い場合がほとんどです。しかし、ここで紹介するレコードは、マニアの中のマニアでも、「知る人の少ない」本当のマニア・アイテムです(笑)全部アコースティック録音の酷い雑音だらけのレコードですが、いつかこういうのを集めて復刻したいものです。




    LembergerまずはLemberger。このピアニストは、どう調べてもなんの手がかりも無しですが、このFavoriteレーベルのグラフィックはとても美しく、もちろんシュトラウスのパラフレーズの演奏と相俟って、存在感のある大切なレコードの一枚。裏面もシュトラウスです。シュトラウスのパラフレーズは19世紀的ピアニストたちが好んで取り上げたレパートリーで、音楽的な深さは感じられないものの純粋にピアニスティックな部分を愉しむにはもってこい。CDでシュトラウス・パラフレーズのアンソロジーも数種類ありますが、まだまだ未復刻が沢山あります。




    Sutherland次はSutherlandによるショパンの黒鍵。演奏前に即興の前置きをしているかなり古いタイプの演奏。裏面のエチュード25-1もかなり個性的な演奏で、とても気になるピアニストの一人。Sutherlandの経歴も分からなかったのですが、あるルートを辿ってご親族(お孫さん)を名乗る方からコンタクトを頂きました。しかし、結局要領を得ずじまいで謎だけが深まりました。このほかにも二枚ばかり10インチ盤がありますが、どれも恐ろしく回転ムラと雑音のなかからかろうじてピアノの音が聞こえてくる感じです。こういったレコードは雑音と知名度の低さ、そして希少性の三重苦で、復刻される可能性は少ないと思います。知る人の少ない宝物の一つ。




    Chernetzkayaついでにもう一枚。これは帝政ロシア時代のシレーナ盤。ピアノ独奏のロシアでのアコースティック録音は非常に珍しいのですが、このChernetzkayaはまだ数枚あります。演奏はアリャビエフ=リスト。ベックマン=シチェルビナや、ヴァルマレーテなども弾いていますが、とても良い曲・演奏で更にレーベルも美しくとても気に入っています。ロシア・ピアニズムの源流に位置する重要なピアニストです。



    今日もレコードを磨く・・・慎重に、慎重に・・・

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    コメント
     御無沙汰して居ります。世事多忙ゆえ、中々、レコードを聴く機会が御座いませんが、情報収集だけは何とか続けて居ります。
     扠て、今回も興味深い記事でした。上の二人に就いては名前すら存じませんでした。ヴェーラ・チェルネーツカヤのレコード面に、「高名な女流ピアニスト(イズヴェースナヤ・ピヤニーストカ)」と態態かいてあるのが、眼を惹きました。帝政ロシヤの音楽事情を、少しでも多く知りたい所です。
    rogeriusさん

    コメントありがとうございます!
    さすがの語学力で敬服致します。

    チェルネツカはロームの第三集に、
    日本録音の「幻想即興曲」が収録されており、
    未聴ですがいずれ購入して聞いてみたいと思っております。そちらは、電気録音の可能性もあるようなので、復刻音質も良いかも知れません。

    帝政ロシア時代のピアニストについてはほとんど文献が無く、まさに歴史の闇の中ですね。私も一番知りたい分野の一つとなっております。他にも露グラモフォンに録音を遺していますが、大昔に一度見たきりでほとんど市場には出回らずです…。




    管理者の承認待ちコメントです。
    • -
    • 2008/12/02 11:45 AM
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