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Goll, Edward

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    Goll, Edward (1884-1949)

    Goll portraitボヘミア生まれのGollは、ドヴォルザークの5人の弟子のうち一人。ピアノをザウアーダルベールに習っているのでリスト楽派という事になる。また、パリでは大ニキシュ、ロンドンではハンス・リヒターヘンリー・ウッド卿と、錚々たる面々のソロイストを務めてており、Gollの偉大さの一端が伺える。しかし、これ程の経歴を持つ大ピアニストでも、大抵は没後50年も経てば忘れ去られてしまう。人生どころか芸術も人間が思うほど長寿ではないのかも知れない。

    1908年頃のFavorite盤にザウアーの小品や、リストのハンガリア狂詩曲、そのほかではグリーグやショパンを残している。この辺りのレコードが一番面白く、演奏はまさに19世紀的でロマンティックなもの。19世紀〜20世紀初頭まで、ピアニストの力量だけではなく、時代の空気という奇跡がピアノ音楽界にも働いていたのかも知れない。そんな雰囲気を味わえる貴重なレコード遺産。ただし雑音が多く一般向きではないので、アコースティック録音の音質に理解が深まれば、ぜひ復刻したいと思っている。

    折角なのでFavorite盤の写真を載せたかったが、残念ながら奥深く仕舞い込んでいて出てこない(出し惜しみじゃありません!)。写真は手近にあった、その後1925〜1930年頃のブランズウィック盤バッハの腹併せ10インチ。ブランズウィックのセッションでは、ベートヴェンの作品110のソナタ全曲が一番の大物で、あとは10インチ盤にバッハ、レーガーなどの小品を残すのみ。今日もまたレコードを磨く。


    Edward Goll






    コメント
    アコースティック故に放置された儘の録音の多さに、最近、漸く気付くに至りました。録音時に、しっかり「芯」を捉えて居れば、素晴らしい音が出る、様ですが、復刻が少ないのは、本当に残念です。
     ブランズウィック録音を見ると、正に大ゼルキンを思わせるレパートリーで、往時の令名が偲ばれます。
     レーガー周辺に居た人物の演奏するベートーヴェンやバッハには、此方の姿勢を正す様な迫力を感じます。
    >rogerius様
    なかなか、アコースティック録音は報われませんね。
    たしかに音はスペック的には悪いと思いますが、それを補ってあまりある歴史的ムードに、僕はあがらうことができず、ノイズもむしろ年輪を重ねたしわのごとく美しいと思うのですが…。やはり、現代では整形美人のしわ伸ばしの方が、判りやすいのでしょう(笑)

    このGollもそうですが、電気録音よりもアコースティック録音の方が、そのピアニストの年齢も若く、したがって技巧的には勢いのあるモノが多いのですが…。



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