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Infante, Manuel

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    Infante, Manuel (1883-1958)

    スペインに生まれパリで活躍した作曲家マニュエル・インファンテ演奏とおぼしきピアノ・レコードがある。あえて「おぼしき」と書いたのは演奏者のクレジットが「M.Infante」となっている点。他に「M.Infante」が同時代のパリにいた形跡がないので、ほぼ作曲家マニュエル・インファンテのレコードと断定しても良いだろう。

    インファンテが故郷スペインを離れ、1909年にパリに渡ったばかりの1910年代中頃〜1920年代前半頃の雑音だらけのレコード。作曲家として身を立てつつ、ピアニストとして活動もしていたのだろう。この仏Operaに残されたアコースティック録音のSP盤は、ショパンの「ワルツOp.34-3」、メンデルスゾーン「紡ぎ歌」、ダカン「かっこー」と、自作曲以外のレパートリーが収録されているのが興味深い。演奏にはハンマーアクションの軽い古いタイプのピアノが用いられている。その為、「ケンケン・キンキン」といった耳慣れない響きで聞こえてくるが、指裁きはなかなかのものだ。こうして聴いてみると「紡ぎ歌」と「かっこー」は、なかなか佳いつながりのプログラムだ。そういえば「ワルツOp.34-3」も旋回し続けるメロディーに共通性を感じる。古いピアノの音にはこれらのスタイルの曲がフィットすると、インファンテが意図的に選んだのかも知れない。

    楽曲を楽しみたい向きには全く縁のないレコードだが、面白好きの私としては特にお気に入りの一枚である。(写真アップ予定)

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