MP3 SHOPPING

calendar

S M T W T F S
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30      
<< April 2017 >>

categories

archives

レコードつれづれ

0
    最近、必要があって沢山SPレコードを聴いている。

    今日はロシアのピアニストを重点的に聴いた。
    ロシアのピアニストは古い人のものほど私好みだ。

    なかでもGoldenweiserは本当に凄いピアニストだと思う。
    スクリャービンやラフマニノフ、イグムノフんどとほぼ同世代。
    ショパンのマズルカやワルツ、メンデルスゾーンのスケルツォ、ベートーヴェンの月光ソナタなど、ため息が出るほど艶やかなタッチで旋律はこの上なく歌い、リズムも躍動的でありつつも統制が完全に取れている。細部の磨きあげはショパン弾きの中でも超一流だろう。フレーズ間のつなぎ方の見事さと云ったらない。この一部分だけでもゴリデンヴィゼルのずば抜けたショパン音楽への理解の深さに脱帽せざるを得ない。ぜひショパンのノクターンやバラードなども録音しておいて欲しかった。

    ソフロニツキーのSP盤はほとんどデンオンでCD化されてはいるものの、原盤で聴くと随分印象が違う。スタジオ録音のものは音も近くて鮮明。なかでもショパンの「告別のワルツ」と64-3あたりのレコードは上手く再生してやると、相当の名演奏だと気がつくようなレコード。64-3はルビンシュタインのステレオ盤のテンポが理想的だが、ほとんどのピアニストはこのワルツを早く弾きすぎて優美な魅力を引き出せていない場合が多い。ソフロニツキーとてテンポは速めなのが残念ではあるが、注意深く聴くとソフロニツキーが速めのテンポを採用した気持ちも分からなくはない。ギリギリのところで許せる範囲だと思いなおした。裏面の「告別」の方はまぎれもなく名演で、こういう簡単な小品を詩的に表現できるショパン弾きはそういないだろう。

    RIGA盤で聴いたYakov Flierのマズルカもなかなかの名演だった。ゴリデン先生から比べるとずいぶんと現代的で淡白であるものの、後年のステレオ全集とは違ってもっと若々しいのが良い。しかし、フリエールはショパンよりもリストの方がより相性が良いと思う。12インチ盤両面に録音された「ハンガリア狂詩曲第12番」あたりは名盤だったように思う。ちょっと引っ張りだしてこようかな・・・。

    Aleksander Kamenskyのチャイコフスキーの小品もなかなかかわいくて良かった。KamenskyはメロディアLPに一枚モノラル録音があったが、これもなかなか味わい深い。しかし、さすがにロシア人ピアニストたちはチャイコを良く録音している。オボーリン、フェドロワ、イグムノフ、ゴリデンヴェイゼル、エメリャノーワ、ミフノスキーなどなど。バラキレフやグリンカなどと共に、ここら辺りはロシアのピアニストで聴くのが一番だろう。チャイコのフーガなんてオボーリンぐらいしかSP録音していないのではないだろうか。Isaac Miknovskyのチャイコ「舞踏会のざわめきの中で(At the Ball)」は自身の編曲と云う事も相俟って大切なレコード。この曲はいつ聴いてもメランコリックなムードが良いなぁ。ミフノスキーは12インチ盤にショパン「バルカローレ」も録音しているが、あたたかなタッチでほっこり弾かれており、得難い魅力のあるレコードとなっている。

    さて、次はフランスピアニストを聴こうかな。
    今日もまたレコード磨きだ。


    コメント
    ご無沙汰しております。
    月遅れのコメントになりますがGoldenweiserは大好きなのでうらやましく拝読しました。
    現時点で手に入る復刻がさほど多くないのが残念です。
    夏目さんぜひ復刻してください(笑)
    • けぐり
    • 2009/07/24 12:57 AM
    ご無沙汰しております。
    お元気そうで何よりです。

    最近、日本のマーケットを見込んでか各レーベルがロシアピアニズムに力を入れていますね。Goldenweiserも各社がバラバラと出したので把握しきれていないのですが、まだ未復刻は多少あると思います。
    ショパンは他が出してしまわなければSakuraphonで出したいなぁと思っています!!

    コメントする








       
    この記事のトラックバックURL
    トラックバック