MP3 SHOPPING

calendar

S M T W T F S
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  
<< August 2017 >>

categories

archives

Manuel Infanteの続編

1
前回、インファンテのOpera盤について書きましたが、
Opera盤のレーベル写真をアップする前に別のレコードが届いてしまいました。
こちらは縦振動の厄介なレコードです・・・。

作曲家 Manuel Infante (1883-1958)のピアノ独奏によるレコード。 
スペイン・セヴィリア近くに生まれパリで活躍。 
「Vito」など数曲のピアノ小品がまだレパートリーに残っているので、 
星の数ほどいる忘れ去られた作曲家よりもまだましな方なのでしょう。 
しかしピアニストとしてのインファンテは完全に忘れ去られており、 
そういった意味でもこのレコードは実に興味深い資料。 

サイズ12インチより少しだけ小さめのような気がします。 
形状はセンタースタートのPatheと全く同じなので、 
IdealというのはPathe社傘下のレーベルなんでしょうか? 

Pathe-ActuelleやPerfectレーベル盤と同じく、 
このレコードにも縦振動の再発とおぼしきOperaレーベルの10インチ盤が 
ありますが困った事に若干収録曲が違い、ブラームスがメンデルスゾーンの 
「Spinning Song」に置き換わっています (Opera盤が行方不明でマトリックスなどはまだ調べておりません。) 。
オマケとして、使用ピアノ(Gaveau)がこのIdeal盤で判明しました。 

追記(2010年1月):簡易再生をして確認したところ、ショパンはOpera盤と同じOp.34-3ではなく、Op.34-1でした!嬉しい誤算です。







Opera盤は蚊の鳴くようなピアノと絶大なトレースノイズ。 
古いGaveau独特の乾いた音色による聴きなれないショパン「ワルツOp.34-3」は、 
なんとも言えないおもむきがあります。 
なんとかIdeal盤を良い再生で採録して、復刻CDに収録したいところ。 

あぁ、8milサファイヤのチップ交換が必須なのでしょうか・・・。 
とほほ。パテ蓄音機も欲しい・・・。 

縦振動レコードはなるべくやり過ごしていますが、 
それでも随分と棚の済で燻っています。 
いつかまとめて手を付けなくては。

JUGEMテーマ:音楽

Infante, Manuel

0
    Infante, Manuel (1883-1958)

    スペインに生まれパリで活躍した作曲家マニュエル・インファンテ演奏とおぼしきピアノ・レコードがある。あえて「おぼしき」と書いたのは演奏者のクレジットが「M.Infante」となっている点。他に「M.Infante」が同時代のパリにいた形跡がないので、ほぼ作曲家マニュエル・インファンテのレコードと断定しても良いだろう。

    インファンテが故郷スペインを離れ、1909年にパリに渡ったばかりの1910年代中頃〜1920年代前半頃の雑音だらけのレコード。作曲家として身を立てつつ、ピアニストとして活動もしていたのだろう。この仏Operaに残されたアコースティック録音のSP盤は、ショパンの「ワルツOp.34-3」、メンデルスゾーン「紡ぎ歌」、ダカン「かっこー」と、自作曲以外のレパートリーが収録されているのが興味深い。演奏にはハンマーアクションの軽い古いタイプのピアノが用いられている。その為、「ケンケン・キンキン」といった耳慣れない響きで聞こえてくるが、指裁きはなかなかのものだ。こうして聴いてみると「紡ぎ歌」と「かっこー」は、なかなか佳いつながりのプログラムだ。そういえば「ワルツOp.34-3」も旋回し続けるメロディーに共通性を感じる。古いピアノの音にはこれらのスタイルの曲がフィットすると、インファンテが意図的に選んだのかも知れない。

    楽曲を楽しみたい向きには全く縁のないレコードだが、面白好きの私としては特にお気に入りの一枚である。(写真アップ予定)

    | 1/1PAGES |